免停中も不正免許で公用車運転 “副業”で代行運転中に死亡事故起こした元高崎市職員、追送検 群馬・伊勢崎署(産経新聞)

 群馬県高崎市の職員だった男が代行運転のアルバイト中に歩行者をはね、死亡させた事故で、この男が免許停止処分を受けた際に免許証を不正取得し、運転を続けていたとして、伊勢崎署は、道交法違反(免許証不正取得、無免許運転)の疑いで、高崎市片岡町、元高崎市倉渕支所市民福祉課主事、富沢伸行被告(33)=自動車運転過失致死罪で起訴=を追送検した。

 同署の調べによると、富沢容疑者は平成20年12月11日、県総合交通センター(前橋市元総社町)で、運転免許証の紛失を装い免許の再交付を受けた疑い。また、免停期間中の同月15日と25日、それぞれ代行車と市の公用車を無免許で運転した疑いがもたれている。

 同署によると、富沢容疑者は違反点数の累積で、同月11日から約2カ月間の免停になっていた。期間中は免許を警察に預けなければならないが、同容疑者は不正取得した方の免許証を提出。代行運転出勤時などには、もとの免許証を提示していたという。

 富沢容疑者は容疑を認め、「アルバイトを続けたかったし、(市の)職場に免停を知られ処分されるのも嫌だった」などと供述しているという。

 高崎市は1月18日、同容疑者を懲戒免職処分にしている。

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